活版印刷は独特の風合いと手触りが魅力です!!
活版印刷をご存知ですか?
活版印刷とは、活字を組み合わせた版「活版」を使用して印刷することをいいます。活版印刷の技術はルネサンスの三大発明と言われています。レタープレスという言い方もします。
それから世紀を超えて続いた活版印刷ですが、現代のオフセット印刷やDTPなどのデジタル印刷技術の進化に押される形で、今では姿を見ることは少なくなりました。
たしかに、現代のデジタル印刷技術はすばらしいものですが、そんな時代だからこそ、この歴史を感じさせるような独特の風合いや手触りが見直されています。
この活版印刷の風合いを多くの方に感じていただきたくご紹介させていただきました。
どんな版を使うの?
上記で説明したように、活版は活字という鉛の棒状のものを組み合わせて版を作成し、それを印刷機にセットして印刷します。
この活字を使用した印刷がオリジナルで一番風合いが出ているのですが、弊社では作業工程等の都合から現在では使用していません。
弊社では、DTPにて作成されたデジタルデータを亜鉛版という版を作成して印刷します。ですので、お客さまがIllustrator等で作成されたデータも簡単に活版印刷の版になります。
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従来の活字(鉛でできています) |
現在は、データから直接1枚になった版を作成します。 |
どんな印刷機を使うの?
活版印刷機は現在製造されておらず、弊社で印刷している印刷機も半世紀ほど前のものです。
プラテン印刷機は2台現役で元気よく稼働しています。
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ドイツ ハイデルベルグ社製
T型プラテン印刷機(ウィンドミル:風車という名でも呼ばれています)
この重厚な風格と、独特のメカニズム、そしてこの駆動音。メカ好きにはたまらないですよね!
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どんな仕上がりになるの?
プラテン印刷機は、上の動画でお解りいただけるように、90度に設置された版に用紙がセットされて、前面から圧力を掛けることで印字される仕組みです。
この圧力は自由に調節できるのですが、最大40トンの加圧ができるらしく、亜鉛版(凸版)と印刷機の圧力で、この独特のなんとも言えない風合いができあがります。
弊社では、このプラテン印刷機を使用した活版印刷を身近なもので体感していただきたく、活版印刷名刺を商品としてご用意させていただきました。
<印刷用紙について>
用紙は、活版印刷の独特の風合いを表現しやすい厚手のクッション製の高いボード紙を用意しました。
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クリーム
印刷色:緑
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ホワイト
印刷色:黒 |
グレー
印刷色:紺 |
キャメル
印刷色:金赤 |
マスタード
空押し |
<印刷色について>
インクは、
黒●・
金赤●・
緑●・
紺●・
浅黄●の5種類からお選びいただけます。
用紙と印刷色の組み合わせは自由にできます。
緑●・
紺●・
浅黄●は黒・金赤より割高になります。
印刷無しの空押しもできます。
活版印刷をご注文の前に。
・ベタ面積の多い印刷はできません。またヌキ文字等は線が細いと潰れてしまう場合があります。
・印刷の際にトンボは使用しません。そのため見当ズレが生じる場合があります。
・基本印刷は上記の印刷色のみの単色印刷となります。2色刷りも可能ですが、掛け合わせや見当を要求されるものには適していません。
・グラデーションや網掛け印刷はできません。
・印刷色は大凡のイメージです。実際の色とは異なります。
・作業工程が多いため、納期には充分余裕を持ってください。(名刺100枚で7〜8営業日程)
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